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ロードス島は、塩野七生著「ロードス島攻防記」を読んでから行くことをおすすめする。1500年代、勢力をヨーロッパへと拡大しようとするオスマントルコ帝国。対するは、キリスト教国家の連合軍「聖ヨハネ騎士団」が駐屯するロードス島。この島は、イスラム教世界に対するキリスト教世界の最前線に位置しており、オスマントルコ帝国にとっては「喉元の棘」となっていた。10万のトルコ兵を相手に、ロードス側は600の騎士と1500の傭兵、3000の市民兵が抵抗する。実に20対1の戦いだったが、騎士団の凄まじい戦い振りと巧妙に作られた最新鋭の城壁により、結果、戦闘は5ヶ月間続き、トルコ側には5万もの死者が出たという。そんな死闘の跡地、ロードス島。しかし、今や観光地となり、トルコ兵が必死で登ったであろう高い城壁や、屍で埋め尽くされていたであろう第一城壁と第二城壁との間には、赤いポピーが咲いており、観光客が通り過ぎ、地元の子供達が野球をしている。「兵どもが夢の跡」を感ぜずにはいられない。個人的には、「オルシーニはこの辺りで・・・」「ラ ヴァレッテはこの辺りで・・・」「アラゴン兵はこの辺りを・・・」「アントニオはどんな思いで・・・」と至る所に、作品の面影を投影でき、味わい深かったのを憶えている。